外壁オンリーワンリフォーム石友
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外壁塗装の工程

外壁塗装の工程

前回は塗料の種類について説明しましたが、どんなに優れた塗料を使っても、正しい作業工程で塗装しなければ、塗料の性能を発揮させることができません。外壁塗装の工程は、お化粧とよく似ていて、ベースを整えることから始まります。化粧でたとえるなら、化粧前の洗顔や肌のお手入れの段階です。外壁塗装においても、塗装面の汚れをしっかり落として下準備することが、仕上がりに大きく影響します。

足場設置

外壁工事は高所作業になるので、安全確保のためにまず足場を設置します。外壁の周辺約1mほどを使いますので、お住まいの周りに荷物を置かれている場合は、工事が始まる前に移動をお願いします。足場を組んだ後は、高圧洗浄時の飛沫や塗料の飛散防止のため、メッシュネットで覆います。

足場を設置してメッシュシートで覆う

高圧洗浄

高圧洗浄機を使って外壁を水洗いします。年数が経つにつれて、外壁には汚れやコケがみられるものです。汚れた状態で塗料を塗り替えても、塗料のノリが悪く、すぐ剥がれてきたり、膨れができて、施工不良の原因になってしまいます。外壁の汚れやホコリをきれいに洗い流すことで、新しい塗装の密着性が上がります。養生するときのテープも付きやすくなります。高圧洗浄後は2日間ほど乾燥させます。

高圧洗浄

下地処理(ケレン作業)、下地補修

よごれを洗い流した後は、下地処理をして、きれいな塗装面をつくっていきます。古くなった塗膜やサビを落として、塗料の付着を良くするのが目的です。ケレンとは、サンドペーパー、研磨布、ブラシやサンダー(研磨用電動工具)などで下地を整える作業を指します。

外壁の状態に合わせてひび割れのシーリング処理や樹脂モルタルでの補修、サイディング目地など劣化したコーキングの撤去と打ち替えなどを行います。外壁の傷みが進んでいる場合は、外壁材の交換が必要になることもあります。

コーキング打ち替え
コーキングの打ち替え

下地処理は塗装が終わったあと見えなくなりますが、もっとも重要な工程のひとつです。塗装後、長年に渡って雨風や紫外線に耐えられるようにするには、念入りな補修と美しく強い塗装面が必要です。下地処理やそのあとに続く下塗りは、仕上げを大きく左右します。

養生

窓やドアの周りなど、塗料がついてはいけない部分にビニールシートやテープを使ってマスキングします。

マスキング

下塗り

ベースが整ったところで、いよいよ塗料を塗っていきます。まずは下塗りから。外壁塗装では基本的に下塗り、中塗り、上塗りのの3回塗りです。しかし、同じ塗料を3回塗るのではなく、下塗りには下塗り用の塗料があります。

プライマー

ファンデーション前の化粧下地のことをプライマーと呼びますが、塗装でも同じです。英語のprimary(最初の、初期の)という意味から考えるとわかりやすいかもしれません。下塗り塗料全般を指すこともありますが、なめらかな表面に使われることが多く、上塗り塗料との密着性を高めるために使われます。糊のような役割です。金属に適用するものでは防さび効果を持つものもあります。

シーラー

sealは密閉するという意味ですが、塗料を吸い込んでしまうコンクリート、モルタルなどの外壁に使います。シーラーは上塗り塗料が外壁材に吸い込まれるのを防ぎ、密着性を高める効果があります。塗料が外壁にしみ込み、表面に定着しないと、色ムラの原因になってしまうのです。シーラーは薄膜なので、外壁が比較的よい状態のときや、既存壁のパターンを残したい場合などに使います。

フィラー

フィラーは、軽い凸凹や傷を埋めて表面をなめらかにしたり、細いひび割れ(ヘアクラック)を補修したりする働きがあります。fillには埋める・詰めるという意味があり、たとえば歯の詰め物はfillingといいます。お化粧で言うと、毛穴をカバーするタイプの下地に似ているかもしれません。

またシーラーとフィラーを兼ね備えた「微弾性フィラー」という下塗り塗料もあります。モルタルやコンクリート壁でよく使われますが、劣化が進行した外壁ではシーラーよりもフィラーがおすすめです。シーラーより少し価格は上がりますが、シーラーの2~8倍の量の塗布が可能、つまり厚塗りできます。名前の通り塗膜に若干の弾力性があり、伸縮して外壁の動きに追従するため、ある程度までのひび割れ再発を抑える効果があります。

プラサフ

プラサフはプライマー(下塗り)とサーフェイサー(中塗り)の両方の役割を果たします。付着性向上と、微細な傷・ひび割れを埋めて表面をなめらかにする効果があり、きめ細やかな仕上がりになります。

サーフェイサー

サーフェイサーは厳密にいえば中塗りで、下塗り塗料を微調整する働きがあります。下塗りでカバーしきれなかった凹凸があるとき、サーフェイサーでならして平らにし、よりなめらかにしていきます。
サーフェイサーの中でも、プラサフのように第1層目から使えるものも出てきています。

下塗り中塗り上塗り

下塗り選びは外壁の材質や劣化状態によります。それぞれ上塗りに適合している相性の良い下塗り用塗料があります。

中塗り

中塗りと上塗りでは基本的に同じ塗料を塗るので、中塗りと上塗りをあわせて仕上げ2回塗りと言うこともあります。

中塗りは、上塗りの補強が目的であり、最終的に塗膜の厚みを持たせて長持ちさせるためにも必要です。中塗りが終わった段階では、まだツヤも色味も本来の仕上がりではありません。爪にマニキュアを塗るときも1回塗りと2回塗りでは発色が違いますよね。

中塗り作業を省略するような手抜き業者には気をつけてください。安い業者ではスプレーで中塗りしているところもありますが、オンリーワンリフォーム石友ではしっかり手塗りローラーで塗装しています。

上塗り

いよいよ最終工程です。お客様の外壁に塗り残しやムラが出ないように丁寧に重ね塗りして、十分な厚みの塗膜を形成していきます。下塗り、中塗り、上塗りの特徴を生かした複層膜で塗装の効果が発揮され、耐久性が高く、色つや美しい仕上がりが実現し、新築のような外観が蘇ります。

2回に分けて塗らなくても、1回でたっぷり塗ればよいのではと思うかもしれませんが、塗料によって1回の塗布量が決まっています。1回で分厚く塗ったとしても、気泡や膨れが出て施工不良となったり、塗膜の性能が十分に発揮されないおそれがあります。

各塗料メーカーでは、塗料ごとに塗装仕様(施工仕様)を定めており、どの部位や材質に使えるか、適正な塗布量、乾燥時間、希釈の割合などが決められています。

上塗り

付帯部分

外壁屋根塗装をする場合は、軒裏、破風、雨樋、庇など付帯部分もあわせて作業します。たとえば外壁だけ塗り替えて、雨戸の色がくすんだままでは、せっかくの再塗装の仕上がりが今ひとつになってしまいます。同時施工がおすすめです。

*付帯部分の名称参考

完成

一般的な戸建住宅の場合、外壁塗装の工期はおおむね2週間です。富山・石川のような気候では乾燥に時間がかかり、季節によっては1ヶ月かかることもあります。

お客様立会のもと最終確認を実施、最終確認後に足場を撤去します。

取り付けたものがずれているというような場合は見た目にすぐわかるのですが、塗装の場合終わった直後では分かりづらく、その仕事ぶりの良し悪しが出てくるのは数ヶ月から数年後ということもありえます。薄めた塗料を使うような悪徳業者に騙されないよう、信頼と実績のある会社に依頼するのが賢明です。

大幅に値引きしてもらって喜んでいたら、実は見えないところで手間を減らされているだけ、なんてことはいくらでもあります。適正な塗料、適正な工程、適正な価格が揃ってはじめて質の高い外壁塗装が成立します。外壁塗装におけるひとつひとつの作業は耐久性と品質に現れてきます。

海沿いの外壁塗装施工事例

最後にオンリーワンリフォーム石友イオンかほく店の外壁塗装リフォーム施工事例をご紹介します。

海の近くに住んだことがある方はご存知かもしれませんが、海沿いでは塩害があります。オンリーワンリフォーム石友本社は富山県高岡市、海からおよそ1kmほどのところに位置しており、風のある日に窓を開けて仕事をしていると、ふわーっと海の香りが漂ってくることがあります。磯くさいと言ったりもしますね。

しかし外壁や塗装にとってはあまり好ましい状況とはいえません。やはり塩ですから、他の地域よりも劣化が早くなります。

石川県かほく市の海沿いにお住まいのお客様の外壁塗装では、通常3回塗りのところ、下地を2回+仕上げ3回の計5回塗り。大切なお住まいを守るため、しっかりと厚めの塗膜で対応しました。

サイディング補修と潮風に負けない塗装/石川県かほく市
マリンカラーの塗装が海沿いの風情にぴったり

オンリーワンリフォーム石友は富山県2店舗・石川県3店舗、地元の気候を知り尽くしたスタッフがアドバイスいたします。ぜひお気軽にご相談ください。