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そろそろリフォーム?モルタル外壁

そろそろリフォーム?モルタル外壁

1990年代以前、サイディングが出てくるまでモルタルが外壁の主流でした。モルタルのお住まいでしたら築30年を越え、そろそろリフォームをお考えの方も多いのではないでしょうか。

モルタルとは

モルタルは関東大震災後に少しずつ広まりはじめ、1950(昭和25)年の建築基準法制定をきっかけに、不燃性が注目されて大きく普及しました。セメント1に対して砂(細骨材)2~3と水を混ぜ合わせて作られます。ちなみにコンクリートはセメント+砂(細骨材)+砂利(粗骨材)です。

モルタル材料構成(質量での割合)

モルタルは水を含んでいるため、乾燥で収縮し、また雨や雪で湿った状態を繰り返すうちに、ひび割れが起こりやすくなります。塗装が施されていても、経年劣化で塗膜の防水機能がなくなってきたら要注意です。コンクリートよりセメント比率が高いため強度はありますが、ひび割れからの水分侵入が厄介です。深刻なひび割れが発生しないうちに、再塗装をおすすめします。また、地震や台風、頻繁な大型車両の通行による振動で、ひび割れが生じてしまうこともあります。

色あせ、サッシ隅の外壁ひび
サッシ(窓枠)のまわりは、ひびが入りやすい

しかし、モルタル壁は継ぎ目のない美しい仕上がりが特長です。サイディングはパネルとパネルの境目に継ぎ目ができてしまいますが、丸みをもたせた外壁にも対応できる自由度の高さが利点であり、デザイン性に優れています。とはいえ継ぎ目がないからこそ、ちょっとした歪みでもひびに繋がりやすいといえます。

モルタル外壁の構造

まずは下地として木摺り、透湿防水シート、その上にラスとよばれる金網を張ります。ラス網の上からモルタルを塗ると、モルタルが網目につかまるので剥落を防ぐことができます。モルタル上塗りで表面を均一に仕上げたあとは、さらに吹付などを施します。モルタルを塗ってそのままにしてあることはほとんどなく、外壁表面からモルタル部分は見えていません。

モルタル外壁の仕上げ4種類

モルタル外壁には、大きく分けて4つの仕上げ方があります。仕上げの工法によってさまざまな色やパターンがあり、職人さんの熟練した技術で趣のある風合いを表現できます。職人技ゆえに値段は高めです。

リシン

表面が砂粒状でザラザラした仕上がりです。小さな石や砂を塗料に混ぜて吹き付ける方法で、1970~80年代にモルタル外壁で最もよく使われていました。凸凹が多く、汚れや苔がつきやすいのが難点です。また吹き付け後、リシンが固まる前に剣山のような硬いブラシで掻き落とす「リシンかきおとし」という方法もあります。掻き落としのほうがやわらかみのある仕上がりになります。

石川県白山市W様邸施工後

スタッコ

スタッコ材は化粧漆喰ともよばれ、石灰を混ぜて作られます。リシンと似ていますが、スタッコのほうが厚みがあるので凸凹が一層はっきりと出ます。またその厚みによって重厚感を演出できます。ただし凸凹が深い分、リシンよりさらに汚れや苔ががたまりやすくなります。塗り替え時は塗料を凸凹の隙間まで行き渡らせる必要があり、吸い込みが非常に多くなるため、塗料を大量に使います。スタッコでも、吹き付け後にコテやローラーで凸部を押さえて仕上げる方法があります。

スタッコ仕上げ外壁

吹き付けタイル(ボンタイル)

タイルという単語が入っていますが四角いタイルとは違います。吹き付けタイル(ボンタイル)は、ランダムな凸凹はありますが、滑らかな仕上がりです。まず下地調整材を玉状に吹き付けて模様付けし、その上に仕上材を被せます。ローラーやコテで表面を潰して仕上げることもあります。リシンやスタッコに比べてひび割れしにくく、表面がつるつるして雨で汚れが流れ落ちるので汚れが付着しにくいという特長があります。

吹き付けタイル(ボンタイル)

左官仕上げ

コテを使って仕上げる方法です。左官職人がモルタル壁の上に直接塗って仕上げるため、技術の差が出やすいといえます。施工実績のある会社に依頼するのがおすすめです。左官仕上げは、くしびき模様や波型など、手作業の風合いで温かみのある外観を演出できます。代表的な塗材としては、アイカ工業のジョリパットが挙げられます。

ジョリパットは下地に追従するためひび割れしにくく、ほかの仕上げ材と比べて耐久性の高さが特長です。さらに豊富な色とパターンが魅力で、デザインの良さで選ぶお施主様が多くいらっしゃいます。リズミカルで独特な連続模様から、味わい深い塗り壁ならではのパターンなど、さまざまなバリエーションがあります。その独特でモダンな仕上がりは、住宅はもとよりホテルリゾートの外壁にも使われています。

ジョリパットサンプル例
左から、ワイルドランダム(コテ波が特長)、グラディウス(剣先ゴテを横に引きずる)、ブロックダム(角コテでブロック状に)

近年の建物ではモルタルではなく、下地としてしなやかなセメントボード等が使われていることもあります。モルタル壁よりひび割れが少なく、無機系原料でつくられているため水に強いのが特長です。また乾式工法の窯業系サイディングパネルにジョリパット仕上げを施工することもできます。

いずれにしても、雨で濡れた跡がなかなか戻らなくなってきたら要注意です。

射水市I様邸外壁リフォーム後

まとめ

モルタル外壁は塗装の劣化とひび割れが大敵です。10年周期で劣化状況を確認しておくのがおすすめです。早めの補修で、できるだけ長持ちさせたいものです。

オンリーワンリフォーム石友は富山県2店舗・石川県3店舗、地元の気候を知り尽くしたスタッフがアドバイスいたします。モルタル外壁のリフォーム、再塗装などをご検討の方、ぜひお気軽にご相談ください。