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外壁屋根塗装 塗料の種類と選び方

外壁屋根塗装 塗料の種類と選び方

そろそろ外壁を塗り替えたいけど、どんな塗料がよいのかわからない方、今回は塗料の種類と特徴、その選び方についてご紹介します。屋根や外壁の傷み具合にもよりますが、お住まいに合った塗料を選ぶには、耐久性や性能、費用とのバランスを考えて比較することが大切です。

塗料の成分

塗料はたくさんの原料からなる混合物ですが、主な成分は、塗膜に色を与える「顔料」、塗膜を構成する「添加剤」・「合成樹脂」、塗装後に蒸発する「溶剤(溶媒)」です。

塗料の成分

色をつける「顔料」

顔料は色や艶を決める成分です。顔料が入っているものをエナメル塗料(不透明塗料)といい、入っていないものをクリヤー塗料(透明塗料、ニス、ワニス)といいます。ひび、色あせなどの劣化症状が発生してからの外壁塗装には、エナメル塗料が使われ、いったん塗膜が形成されると優れた耐久力を発揮し、高い表面保護力が期待できます。クリヤー塗料はレンガ調・タイル調の外壁にツヤを出したいときなどに用います。

機能を持たせる「添加剤」

添加剤は塗料をより使いやすくし、塗装を美しく仕上げるためのさまざまな機能を追加するための成分です。いちばんの役割は塗料の安定性を保つことにあります。代表的なものとしては、表面張力を平坦化させる(塗膜を均等にする)レベリング剤、たれ止め剤、防腐剤、防カビ剤、乾燥後の気泡発生を防止する消泡剤などです。添加剤は少量しか添加されませんが、昨今の高性能塗料を支える存在です。

耐久年数に関わる「合成樹脂」

合成樹脂は、塗料を選ぶときの肝となるグレードおよび耐久性を決める成分で、硬化して塗膜を作る主原料となります。

外壁屋根用塗料として使われるものでは、大きく分けて下記の4つが挙げられます。耐久年数が長くなるほど値段も高くなります。
・アクリル樹脂 5~7年
・ウレタン樹脂 7~10年
・シリコン樹脂 8~13年
・フッ素樹脂 15~20年

アクリル樹脂塗料

耐久性が最も低く、ひび割れが起こりやすいため、頻繁に塗り変える箇所の塗装に向いています。リフォームの外壁塗装で使われることはほとんどありません。耐候性に乏しいので室内塗装向きです。

ウレタン樹脂塗料

柔らかい性質があり、木部や雨樋などの細部塗装に適しています。ただし紫外線の影響で劣化しやすく、耐久性は下から2番めです。シリコン樹脂塗料が普及し、外壁全体に対してはあまり使われなくなってきています。密着性に優れており、剥がれが気になる部分などに使います。

シリコン樹脂塗料

耐久性と安定した価格で人気の塗料。機能と価格のバランスが良い定番塗料であり、種類も豊富です。耐候性が高く、ツヤが長持ちします。フッ素には劣りますが紫外線にも強く、雨水等の水分を内側に通さず、カビや藻が生えにくいため、富山・石川のような寒い地域にも適しています。

フッ素樹脂塗料

価格は高いのですが、耐久性も非常に高く、紫外線にも強い塗料です。住宅はもとより、六本木ヒルズ、東京スカイツリー、明石海峡大橋などの大型建造物にも使われています。1回の出費が多くても、塗り替え頻度を少なくしたい方におすすめです。

塗料の溶剤(溶媒)

さらに上記で挙げた塗料は、塗料を薄める溶剤(溶媒)によって、水性塗料と油性塗料に分けられます。たとえばシリコン塗料の中にも水性と油性があります。

水性塗料

水を混ぜて用いるのが水性塗料です。油性塗料のようにシンナーを含んでいないので、臭いがほとんどなく、引火する危険性が低いので現場での保管もしやすくなります。価格は油性塗料より安めです。耐久性は油性塗料に劣りますが、改良が進み、高耐久商品も出始めています。窯業系サイディングやモルタルなどの素材によくなじみます。

油性塗料

溶媒にシンナーなどの有機溶剤を用いるのが油性塗料です。価格は高めですが、耐久性が高く、真っ直ぐな塗膜を作る性質があるため仕上がりも美しくなります。密着力が高いため、素材を選ばずオールマイティに使用できます。水性塗料と比べて臭気が難点ですが、最近は弱いシンナーでも溶かせる弱溶剤タイプが開発されていて、臭い・刺激が少なくなっています。強溶剤は、他の溶剤では溶けない、硬化阻害を起こすなどの要因で使われています。

外壁塗装

機能性塗料

ラジカル制御型塗料

いまシリコン樹脂塗料に代わって主流となりつつある注目の塗料、それがラジカル制御型塗料です。ラジカルは、シリコンやフッ素のような合成樹脂ではありません。白色顔料の主成分である酸化チタンが紫外線の影響を受けることで発生する劣化因子のことを指します。このラジカルの発生と活動を抑制する技術を導入した塗料が、ラジカル制御型塗料になります。

ラジカルを制御することで紫外線からのダメージを抑制し、塗料の耐候性・耐久性がぐんと向上します。その結果、塗膜の劣化を防いで長持ちするわけです。チョーキング現象も発生しにくくなります。

*チョーキング:塗膜が劣化して、顔料が外壁表面にチョークの粉のように出てくる現象。手で触ると粉がつく。水を弾く力がなくなり、雨水を吸ったあと乾くという状態が何度も続くと、ひび割れにつながる。

白や淡色の場合は特にラジカル制御型塗料がおすすめです。たとえば、ラジカル制御型シリコン塗料はシリコン塗料より少し高めですが、さほど変わらない値段でフッ素塗料に近い耐久性が得られるので、コストパフォーパンス抜群です。

遮熱塗料

遮熱塗料は、太陽光(近赤外線)を反射して室内の温度上昇を抑制する効果があります。外壁というより屋根におすすめです。室内でマイナス1~3度前後の効果があると言われていますが、お住まいのつくりや色によって差があります。白に近い色のほうが反射率が高く、黒に近いと反射率は低くなり、熱くなります。

無機塗料

塗料の中にセラミックや鉱物等の無機物(炭素を含まないもの)を配合した塗料全般を指します。無機物は紫外線で劣化しないため、無機物自体は半永久的な耐久性を持っています。ガラスも無機物ですが、ガラスは何十年経っても劣化しません。

無機塗料は従来の最上位グレード樹脂塗料フッ素を超越する耐候性・耐久性を誇ります。ほかの塗料と比べて高価ですが、ラジカル制御型に続いて期待される塗料です。

関西ペイント アレスダイナミックシリーズ
アレスダイナミックシリーズ(c)関西ペイント

各種塗料にはそれぞれ得意、不得意があります。オンリーワンリフォーム石友では、経験豊富なスタッフが、お客様のお住まいに合わせて、どの塗料を選んだら良いかアドバイスいたします。ぜひお気軽にご相談ください。